吉田康平/総務局

- クリエーティブ賞の賞状と金一封
2008年7月15日、川田社長より「クリエーティブ賞」の賞状をいただいた。
クリエーティブ賞とは4半期(3カ月)に1度行われる社内表彰。各局の管理職がその月の中で特に創造性ある仕事をしたと思われる人(またはチーム)を経営会議(社長以下各局局長が出席する会議)へ推薦。経営会議で議論の上、1つが選ばれ表彰を受けるというものだ。
表彰されたのは「内定辞退者0の採用活動」についてだった。
説明会などでよく聞かれることがある。
「今でも記者になりたいと思っていますか?」
日刊スポーツ新聞社は総合職採用だ。必ずしも自分が行きたい部署に行けるという保証はない。とはいえ、当然入社後に希望部署は聞いてもらえるし、その希望がかなって配属・異動する人間も多数いるのも事実だ。
「なりたくないといえば嘘になるような気がしますが、今は他にやりたいことがあります」
こう答える。

- 賞状アップ
入社当初野球部希望だったが配属は整理部だった。そして総務局へ来たのは2005年11月。今から3年前だ。決してやりたかった仕事ではない。でもだからといって落ち込んでいたってしょうがない。一時期は転職を考えたりしながらも、ポジティブな性格も功を奏し、この頃からどうやって仕事を楽しむかということを考えながら仕事に取り組みだした。「そもそも人生は楽しまなきゃ損だ」と思って入社した会社だった。
そうして始めたのが総務局内で1番興味のあった採用に関わる仕事だった。自分から立候補した。
最初の年の採用では現状の把握と実務の経験を、次の年は経験を深めながら少し自分のやりたい方向性を打ち出してみた。そうして迎えた3年目。ここで思い切りのめりこんでみた。今まで2年間でおかしいと思ったところへの積極的な提言からはじめ、その実務を負い、「1人でも多くの学生に日刊スポーツという新聞を知ってもらい、さらに働く場所としてどうかという視点で見てもらいたい」との思いから「若手社員と話そう」セミナーや大学内説明会、メルマガと多くのものを周囲の人間と協力しあいながら形にしていった。

- 合同企業説明会での吉田(右)。左は販売・金子
◆メルマガを読むとやる気が出ます!学生の立場に立ちつつ、社会人としての視点を持ち厳しい話もしてくださり、ありがとうございます。
◆いつもメルマガを読ませて頂いていますが、担当の吉田様の熱意というか、気持ちがメールを通じて伝わって来るような気がします。これから就活本番を迎える私にとって、大変参考になっております。
◆お疲れ様です。今までの就職活動中、どんなにめげそうになっても、吉田さんのメルマガを読むことで励まされました。それはたとえ筆記試験の結果がどうであれ、これからも変わらないと思います。日刊スポーツにエントリーできて本当に良かったです。ありがとうございました。
これらは09採用時にメルマガについてよせられた受験者たちからの感想だ。
こんなことやって意味があるのかな…。そんな悩みもあった。
初めての説明会は200人の学生を前に面接時の学生たち以上に緊張した。
自社開催の説明会では現場社員や他部署の人たちをどうやったら巻き込めるか苦心した。
1人で仕事はできない。ましてや採用ともなればなおさら。 「他の魅力ある企業たちと同じ土俵に立つには、他社にはない方法を考え実践していかなければならないし、会社をあげて勝負をしなきゃ勝てない」。そう思いながら周囲に理解を求めて動き回った。
学生たちの言葉で苦労が報われたとは思わない。なぜなら仕事だから。まだまだ足りないものはたくさんあるし、満足なんてしてられない。でも自分がやってきたことは間違ってなかったと確信が持てた。

- 同じく説明会での吉田(右)。左は東北総局・山崎
総務なんてどこの会社にでもある。でも日刊スポーツという会社は1つしかない。そして日刊スポーツの総務局も1つしかないし、日刊スポーツの採用も1つしかない。自分の好きな新聞を好きだと言ってくれる人を増やし、その新聞作りに自分も参加したいという人を増やす。この仕事自体は誰でもできるかもしれないが、自分が楽しめる形でこれらを実行していくのは自分にしかできない。全ては自分次第だ。
今、自分が採用した学生たちがニッカンの社員となって働き出している。記者もいるし、営業もいる。みんな頑張っている。すでに戦力になれている人間もいるし、まだまだこれからという人間もいる。そんな彼らとたまに社内で会ったり、ご飯を食べにいったりすると「みんな頑張ってるな。負けてられないな」と思う。
もっと読みやすい、もっと面白い新聞を作りたい。整理部時代は実際にそういった新聞を作り出そうと現場で頑張った。しかし今の自分が新聞作りに直接関わることはできない。ではどうやって新聞に、スポーツに関わるか。
現場で頑張る記者や営業の人たちがもっと働きやすい環境を作ることならできる。それによってもっと面白い新聞が作られるかもしれない。
これが今できることであり、今やりたいことだ。
日刊スポーツ新聞社という会社は創業60年を超える古い会社だけど、まだまだだ。もっともっといい会社になれる。
仕事を楽しんだ結果のクリエーティブ賞受賞。
記者になりたいかどうかを答えるのは若干歯切れが悪いけど、これだけは胸を張って言える。
「仕事って楽しいですよ」
吉田からメッセージ
皆さんは就職活動を終え、卒業単位を満たせば2010年3月31日に大学を卒業します。
そして2010年4月1日からは社会人です。
たった1日。たった1日日付が変わるだけで皆さんは社会人としての行動が求められるようになるんです。
そんな理不尽な!て思うかもしれませんが、これが現実です。
社会人になれば理不尽なことなんて腐るほどあります。
でも、じゃあそれに対して今皆さんができることってなんでしょう?
少しずつ社会人になる準備をすすめていくことではないでしょうか?
たった1日で身も心も社会人になるのは無理です。就職活動の中から自分を成長させていく必要があります。今までの学生というからを破って社会人としての自分を育てていく必要があります。
社会人になって求められること。それはきっと今の皆さんからしたらチャレンジの連続です。でもチャレンジをしない人は成長できません。
結局何が言いたいかというと、「就職活動の中でもチャレンジしよう」ってことです。
失敗したっていいんです。失敗も成功も、チャレンジした上での結果であれば必ず自分自身を成長させてくれます。
自分の成長という見方をしたとき、失敗なんてありえないんです。もし失敗があるとしたら、それは唯一チャレンジをしなかったとき。
今までセミナーや試験を通してたくさんの学生に出会ってきました。みんなすごくチャレンジャーで、すごくまっすぐで。いつも刺激をもらっています。でも残念ながらその出会った全員と日刊スポーツで一緒に仕事をすることはできません。
でも同じ会社は無理でも、同じ舞台なら?
セミナーや試験で出会ったみんなといつか同じ舞台で仕事ができることを願いつつ、今は少しでもみんなの力になりたい—。
できることは決して多くないですが、メルマガや当社のHP等を通して、みんなのチャレンジを応援しています。一緒に頑張りましょう。

◆吉田康平(よしだ・こうへい) 1981年、群馬県生まれの27歳。販売金子は同期。03年春に入社し、編集局整理部で日々締切に終われ、締切間際に新聞が全然できあがっていないという悪夢に悩まされる。05年秋に金子が販売局に異動するのとともに総務局に異動し、経理や庶務も経験。現在の仕事は主に人事・労務関連。採用ではコンセプトの設定からメルマガやセミナーまで、企画から現場仕事までほぼ全てを担当している。販売金子とともに社内の野球チームではエラー連発。07年は春季・秋季大会ともにタイムリーエラーで相手チームに決勝点を与え、チームを敗戦に導くという離れ業をやってのけた。一応野球歴は20年を超えるんですが…。
吉田のタイムスケジュール
| 8:00 AM | 起床(定時が10時なので朝に弱い人間としては非常に嬉しい) 家を出る |
|---|---|
| 9:00 AM | 出社途中の電車内はもっぱら読書。本はだいたい1週間で3~5冊読みます。 会社着。朝飯は出社途中で買ってきて、会社で食べる。 |
| 10:00 AM | 定時になり仕事開始。まずはメールチェックとYahoo!!やNikkansports.comをチェック。 最近はエントリー者のチェック、エントリー者からのメールチェックなども欠かせない。 |
| 11:00 AM | この日は「若手社員と話そう!!」セミナー開催日。準備にとりかかる 机を片付けたり、イスを並べたり…。 |
| 12:00 AM | お茶を用意したり、アンケートを用意したり…。 参加者が徐々に集まり始め、緊張感が高まっていく。 |
| 1:00 PM | セミナースタート。冒頭でいきなりかむ。 若手社員代表・同期の金子にいらんツッコミをいれられ、あせる。 |
| 2:30 PM | フリトークに突入。トーク中の金子にツッコミし返し、「どっか行ってろ」と怒られる。 |
| 3:00 PM | 現場社員と参加学生がフリートーク中はやることはないので、会場を歩き回る。 セミナー終了。皆さんありがとうございました。 |
| 4:00 PM | 後片付けも終了。現場社員の皆さんお疲れ様でした。(時にはそのまま反省会になだれ込むことも…) 総務局フロアに戻り、アンケートの集計、お礼メールの発信準備などを行う。 |
| 5:30 PM | ようやくその他の仕事へ取り掛かる。 |
| 6:00 PM | 定時になるもまだまだ仕事は続く。 |
| 7:00 PM | そろそろ周りの社員は帰り支度。でもまだまだやります。 |
| 8:00 PM | おなかがすいてきて、買出しに。夕飯はおにぎり2つ!栄養バランスがよくありませんね…。 |
| 9:00 PM | 総務局フロアに自分しかいないため音楽をかける。最新曲はYou tubeから。 そろそろ帰ろうか…と思ったら、明日までの仕事がみつかり自分のスケジュール管理能力の無さを呪う。 |
| 10:00 PM | |
| 11:00 PM | やっと終了。とりあえずエントリー者からメールなど来ていないかチェックして、今日は帰ろう。 |
| 12:00 PM | 帰宅。まだスポーツニュースが見られる!ということでスポーツニュースに見入る。 スポーツニュースも終わり、他のテレビはつまらないのでネットへ。 |
| 1:00 AM | ネットも終了し雑誌へ。 |
| 2:30 AM | 寝るのは大体このあたり。寝るまではひたすらネットか雑誌を読むか、読書。 |
ニッカンでのキャリア
日刊スポーツ新聞社での異動例を紹介します。近日公開予定!